日本の企業がデジタル広告でインド首位になった話(先週のウェブマーケティング)
本日は11月22日の日経新聞11面の「デジタル広告 買収合戦」より、日本企業がデジタル広告でインド首位になった話を取り上げます。
(なお、デジタル広告とは何かという疑問については書いてみると意外と分量が多くなったので、別の記事で説明しました)
1.記事の概要
今回の新聞記事では、
- 日本の広告市場は約6兆円だが、成長率は年1%程度と鈍化しているため、日本の広告大手は新興国企業のデジタル広告会社の買収を進めていること
- アジアの広告市場はテレビや印刷媒体からスマートフォン向けのデジタル広告へと急激にシフトしていること
- 日本企業D社がインドの9社を買収しインドのデジタル広告で首位になったこと
がわかります。
2.今後の動向
D社はさらに、インド以外でも中国やシンガポールで買収を進めているようです。ちなみにH社はフィリピンでの買収をいくつか行っています。ここからも、日本の広告大手がアジア新興国のデジタル広告関連会社へ強い関心を持っていることが読み取れます。
さらに、日本の企業以外でも外資系コンサルティング企業などの海外企業もアジアでのデジタル広告会社の買収を進めており、このあたりの動向に注意してみてみると、アジアでのデジタル広告市場から世界の広告業界状況を理解することができそうです。