初心者のためのWebマーケティング入門ブログ

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tiktokの事例から見えてくる「インフィード広告」と「ネイティブ広告」の違いとは?

前回は、ネイティブ広告の説明をして、tiktokの例はネイティブ広告のデメリットを乗り越えようとしたものなんじゃないかと紹介しました。

webma-ke.hatenablog.com

しかし、ネイティブ広告に近いものとして、インフィード広告というものもあります。

これらの違いを明確にしておくことで、前回から続いているtiktokの例がより深く理解できるようになるのではと思ったので、今回はインフィード広告とネイティブ広告の違いについて整理してみたいと思います。

  • 1.インフィード広告とは
  • 2.ネイティブ広告との違い
  • 3.インフィード広告の利点
  • 4.TIKTOKの例はインフィード広告なのか
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ネイティブ広告のデメリットを乗り越えるためには

前回の記事を投稿した後、TIKTOKの投稿動画風の広告はネイティブ広告といわれるものなのではないかと疑問に思いました。

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ネイティブ広告といえば、多くのユーザーが騙された気分になってしまうため、ステルスマーケティングとも呼ばれてしまうような手法で、ユーザーにとってはあまり評判のいい広告ではないはずです。

そこで、今回は
  1. ネイティブ広告にはどのような利点があるのか
  2. なぜTIKTOKが不快に思われないのか
という点に興味がわいたため、それをテーマにしていきたいと思います。
  • 1.ネイティブ広告とは
  • 2.ユーザーはだまされた気分になるというデメリット
  • 3.どのようなメリットがあるのか
  • 4. デメリットを乗り越えている例
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動画広告の新しい手法「投稿風動画」とは-先週のウェブマーケティング-

先週のウェブマーケティング振り返り

今回は、日本経済新聞11月29日13面の「中国、動画アプリ広告急増」を取り上げます。

動画サイトやアプリで動画を見ている間に入る広告は、特に若い人からはうざいと思われ避けられています。企業もそこであきらめないということで、投稿された普通の動画のような広告を配信し、さりげなく商品などをアピールするという方法がとられているというような内容です。

  • 1.記事の概要
  • 2.今後の動向
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日本の企業がデジタル広告でインド首位になった話(先週のウェブマーケティング)

本日は11月22日の日経新聞11面の「デジタル広告 買収合戦」より、日本企業がデジタル広告でインド首位になった話を取り上げます。

(なお、デジタル広告とは何かという疑問については書いてみると意外と分量が多くなったので、別の記事で説明しました)

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  • 1.記事の概要
  • 2.今後の動向
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「デジタルサイネージ」とは?「デジタル広告」にはどのような種類があるのか

お題「最近知った言葉」

ウェブマーケティングの手法の一つとしてデジタル広告があります。

しかし、デジタル広告といわれてもどのような種類があるのかなかなかイメージしにくいと思います。(少なくとも私はよくわかりませんでした。)

そこで今回は以下の2点に注目しながらデジタル広告について理解していきたいと思います。

1.デジタル広告とは

ということで、「デジタル広告とは何か」という疑問から解消していきます。

まず、デジタル広告の定義は「デジタル広告とは、ウェブ広告など、あらゆるデジタル機器へ配信される広告の総称だ。パソコン・タブレットスマートフォンなどに配信される、あらゆる広告を意味する。」*1

ということで、デジタルな広告のことで、特に変わった意味は含んでいなさそうです。

2.デジタル広告の種類(ウェブ広告モバイル広告

次は、デジタル広告の種類について説明します。今回は以下のような分類をします。
  1. ウェブ広告
  2. モバイル広告
  3. デジタルサイネージ

1.ウェブ広告と2.モバイル広告はインターネット上の広告で、情報を受け取る媒体がPCかモバイル機器かという違いがあります。そのため、グーグルなどの検索エンジンを使用するリスティング広告など多くの手法は、ウェブ広告モバイル広告の両方に当てはまるといえます。

では、モバイル広告特有の手法はあるのか、これについては厳密には特にないんじゃないかと考えます。あくまで媒体の違いとしてウェブ広告モバイル広告をとらえるならば、2つともネット広告をより細かく媒体別に分類したものに過ぎないということです。

今回、モバイル広告を別の分類としたのは、2017年のモバイル広告媒体費は8317億円、そして2018年には前年比125.3%の1兆417億円となり、モバイル広告が1兆円を超えるとされているためです。*2

モバイル広告の存在感は今後も大きくなり、ネット広告から完全に切り離され、最適なコストのかけ方、広告の出し方も、ウェブ広告モバイル広告では異なってくるという考えのもと、今回は上記のような分類をしました。

そういう意味では媒体が違うということを重くとらえています。

3.デジタルサイネージとは

3.デジタルサイネージとは「駅前やショッピングセンターなどの公共の場にプラズマディスプレイや、プロジェクタなどを設置し、広告などの情報の提示を行う」*3種類のデジタル広告です。

ちなみに注2の文献はそのデジタルサイネージの効果測定について取り扱ったのもので、これまでは通行人の数などあいまいな基準でしか効果を測定できなかったことを指摘し、通行人の顔の向きと移動軌跡から効果を測定しようという試みをしています。

以上の文献は2010年と少し古いですが、もう少し新しい文献でいうと、通行人の位置に応じて画像を表示し、より注意を向けてもらうシステムを作り上げているものもありました。*4

テクノロジーの進化により効果測定が簡単にできるようになれば重宝される手法だと思います。

ということで、今回はデジタル広告とは、という(主に自分の)疑問に答えるため、文献などの情報に当たり、モバイル広告の定義、種類について整理を行いました。

以上です。ありがとうございました。

 

*1:

https://innova-jp.com/digital-to-pass-25-of-global-media-spend/

*2:

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1114250.html

*3:南竹俊介, 高橋伸, 田中次郎. "歩行者の顔向き情報と移動軌跡を利用した デジタル広告の効果測定, 表示支援ツール." 情報処理学会 インタラクション (2010).

*4:小玉駿, 須藤翔太, 渋沢進. "デジタルサイネージに向けた情報を正対表示させ歩行者を引き付けるシステム." 研究報告エンタテインメントコンピューティング (EC) (2014): 1-8.

動画 × webマーケティング 動画独特のテンポをマーケティングにどう活かす?

今回は「動画2.0」という本を読んで、動画を活用したウェブマーケティングにはどのようなものがあるのか気になったので、調べてみました。

  • 1.動画の情報量-TVcmとの違い-
  • 2.動画をアップロードする場合
    • 1.動画として普通に投稿する場合
    • 2.動画サイトなどの広告枠を購入した場合
  • 3.おわりに
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「Webマーケティング」と「デジタルマーケティング」の違いとは

今回は、言葉の定義の違いを考えていきたいと思います。

「Webマーケティングの勉強をしている人が疑問に思うことランキング」の中には、「Webマーケティング」と「デジタルマーケティング」という言葉の違いもランクインしているのではないかと思います。

本記事では、この2つの用語の違いを解説し、詳しい定義などを説明していきたいと思います。

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