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動画 × webマーケティング 動画独特のテンポをマーケティングにどう活かす?

今回は「動画2.0」という本を読んで、動画を活用したウェブマーケティングにはどのようなものがあるのか気になったので、調べてみました。

1.動画の情報量-TVcmとの違い-

最近は「動画の時代」が到来していますが、これから5Gの時代が来ると今よりもっと簡単に動画を視聴することができるようになり、ウェブマーケティングでも動画を取り入れたものは、今後5Gが来るとともにより発展していくことが見込まれます。

動画サイトに広告を掲載することで、テレビCMではテンポが早すぎて放送しにくいような、Information Per Time=IPT(時間当たりの情報量)*1が濃いコンテンツを配信することができます。

若年層にアプローチするにはこのIPTが薄いコンテンツでは見向きもしてもらえない。しかし、IPTの濃いコンテンツは全世代が視聴するテレビでは作りづらい。そのため、動画サイトでIPTの濃いコンテンツを配信していきましょうということですね。

2.動画をアップロードする場合

そこで、youtubeなどの動画サイトに動画をアップロードする発想に至った場合、おそらく、1.動画を普通にアップする方法と、2.広告枠で動画を配信する方法の2通りがあり、どちらがいいのか疑問を持つことになると思います。

そこで、今回は動画を使用したウェブマーケティングについてyoutubeなどの動画サイトに動画をアップした場合と、動画広告として載せてもらう場合の違いを見ていきます。

1.動画として普通に投稿する場合

撮影に使った費用は別としてアップロード自体は無料ですることができます。

しかし、他の動画も無数にあるため、アップロードしただけで効果があるかというと疑問があります。この方法で課題となるのは、再生してもらえるとは限らないということでしょう。

そのため、ただアップロードするだけではなく、SNS等を活用した動画の視聴回数を増やすような施策と合わせて行うことが求められます。

2.動画サイトなどの広告枠を購入した場合

広告費がかかりますが、購入した枠の分だけ確実に配信することができます。

youtubeの場合、1日の予算は1000円くらいで設定している企業が最も多いようで、料金が発生するのはユーザーが広告を最後まで見た場合や、広告をタップしてランディングページに行くなどのアクションを起こした場合のみとなっています。*2

3.おわりに

こうしてみると、動画を普通にアップした場合、見てもらえるかどうかが大きな問題となる。一方で、広告として配信すれば、広告費はかかるものの費用の分だけ確実に配信することができるという構造になっています。

広告にした場合、予算は割と安く設定でき、アクションを起こした時に初めてお金がかかるという割と親切な設計になっていることもわかりました。

IPTが濃く、若年層むけの動画広告であれば、テレビCMでなくでなく動画サイトの広告で配信したほうが話題になりやすいのかもしれません。

*1:IPTは、明石ガクト「動画2.0」に詳しい

*2:

動画広告の費用 – YouTube 広告